口腔機能低下症とは..
加齢だけではなく、口腔の機能が複合的に低下している疾患です。
放置しておくと咀嚼障害、摂食嚥下障害となって全身的な障害を損なってしまいます。
そのため個人個人の生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に判断する必要があります。
原因としていちばんの原因は加齢です。
口の中の感覚、咀嚼、飲み込み、唾液の分泌などが徐々に低下してきます。
ふたつめに、
虫歯や歯周病により歯が無くなったり弱くなることによる口腔内環境の低下。
舌に汚れがついていることも口臭や味覚低下の原因につながります。
歯がない状態でも、入れ歯が合っていないことにより、咀嚼や嚥下がうまくいかないこともあります。
そのために、定期的な検診、入れ歯の調整もすごく大切になります。
他にも、全身の様々な病気によっても口の中の機能は低下しやすくなります。
生活全体、自分の体調や健康管理といったものへのケアと、口腔機能へのケアは密接に結びついているのです。
口腔機能低下症は、近い未来に全身が衰えてくるサインです。
お口が弱ってくることは、全身が弱ってくることに直結し、日常生活に支障をきたしてしまいかねないのです。
口腔機能低下症は自分がきづかないうちに進行します。
より早くみつけて、しっかりと対策することが大切です。
最近食べたものが飲み込みにくくなった、話をするとき舌が回らなくなり滑舌が悪くなってきた
など多く見られる場合は一度ご相談下さい。