こんにちは、歯科衛生士の市原です。
日中はまだまだ暑い日が続きますが、朝晩と肌寒くなってきたので皆さん体調を崩していませんか。
今日は電動歯ブラシについてお話します。
皆さん、電動歯ブラシに興味があってもどんなものを選べばよいか？普段の歯の磨き方と同じ？とお思いではありませんか。
最近は電動歯ブラシの種類も増え、使われる方も増えてきました。
電動歯ブラシは回転数が多く、正しく使用すれば手用ブラシよりも汚れも取れ、歯肉炎も改善されやすくなります。
しかし、間違った使い方をすると歯や歯茎に傷をつけてしまう可能性があります。
今回は、電動歯ブラシの選び方、正しい使い方についてお話していきます。
電動歯ブラシには主に超音波ブラシ、音波ブラシの二種類あります。
振動数は超音波ブラシが多く、超音波振動で歯垢の一成分である非常に粘着性の高い物質も破壊できます。
ただ、振動数が高い分、ペースメーカーなどの誤作動を起こす可能性があるため、注意が必要の場合があります。
音波ブラシは回転、振動、高速振動から生み出される水流でブラシの毛先まで汚れを除去できるとされています。
動かし方は超音波ブラシは小刻みに動かし、音波ブラシは歯にあてるだけです。
電動歯ブラシを初めて使用されるかたには音波ブラシが容易に効率よく口腔ケアができると思います。
一番大切なのが、使用方法です。
操作の基本としては、手磨きの時のようにブラシを大きく動かさないこと。
音波ブラシに関しては歯にあてるだけ。
歯面にそっと置きやさしく触れる感じ。
圧はかけない。
歯磨き粉は付属のもの、またはジェル、ペーストを使用して下さい。
市販の歯磨き粉を使用する場合は少量で研磨性の高い歯磨き粉は使用しないこと。
振動数の高い電動歯ブラシでは使用すると歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
歯磨き粉も注意し使用して下さい。
最後に、良い電動ブラシを使用しても歯と歯の間の歯垢は完全に除去できません。
併用して歯間ブラシ、フロスは必ず使用しましょう。
手磨きの場合も同じで、歯間清掃は必須です。
100％磨きを目指しましょう。