こんにちは。歯科衛生士の川口です。
雨の日や蒸し暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんか？
最近はセミの鳴き声も聞こえるようになってきましたね。
夏の日のお風呂上りに、冷房の効いた部屋で冷たいアイスクリームを食べるのがとっても楽しみです（＾ω＾）
さて、私は先日、ハンドスケーリングについてのセミナーを受講してきました。
ハンドスケーリングとは、振動やお水の出る機械を使わずに、自らの手で歯石を除去していく術式のことです。
当院でも行っているのが、SRP（スケーリング・ルートプレーニング）というもので、歯周病の治療のために行われます。
SRPとは、歯の根っこに沈着した歯石を除去したり、再び根っこに歯石が付かないように、根っこの表面をツルツルにする治療です。
今回受けたセミナーは主に、その技術についてではなく、”どのようなことに気を付けて歯周病の治療を行っていくべきか”というお話で、日々の診療に活かすことのできる内容でした。
そのひとつは糖尿病についてのお話でした。
糖尿病に罹患している方は、むし歯や歯周病になりやすく、そして治りにくいという話を聞いたことがあるかもしれません。
歯周病の菌によって糖を分解するインスリンのはたらきが低下するために糖の代謝が低下し、糖尿病が改善しにくくなります。
反対に、糖尿病で血糖のコントロールが悪いと、歯周病が重症化しやすくなります。
ということは・・・
歯周病もしくは糖尿病の状態が改善されると、もう一方の病気の症状も、良い方向へと向かいやすくなるのです。
歯周病の治療をすることで、全身の健康へ繋がっていくのです。
私共も、歯科治療を通してサポートができたらいいなと思います。♪
当院を受診されている方で、糖尿病の方やその他ご病気のある方は、いつでも構いませんので教えていただけますと幸いです。